水分補給には「麦茶」が効果的!カラダに優しい効果をご紹介

お役立ち情報

梅雨の始まりで蒸し暑い日が続いていますがバテていませんか?

暑くて汗をかいて喉が渇いた状態が続くと、体調を崩してしまいかねません。

水分補給に最適な飲み物は、塩分を含んだモノがあげられますが、夏によく飲まれる麦茶はどうなのでしょう。

さわやかな風味で飽きのこないスッキリとした味わいの麦茶は、気温が上がってくると飲みたくなりますよね。

水分補給として麦茶を飲むことはどういった効果があるのでしょう。

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麦茶

麦茶(麦湯)は、大麦の種子を煎じたモノで、通常は添加物が全く入っておらず100%天然のものでできています。一般的な茶葉から抽出されるカフェイン成分が含まれていないので、赤ちゃんが初めて飲む味のついた飲み物としても有名で、カラダに優しい飲み物の代表だといえます。

原料は「大麦」で、現代では主に六条大麦が使われています。

11月頃に種まきを行い、翌年の6月に収穫期を迎えます。初夏に収穫された大麦からできる夏の麦茶は新鮮で味も格別です。

麦茶の歴史

麦茶は、緑茶よりも普及が早く、平安時代から室町時代に貴族が飲用していたとされています。

江戸時代には「麦湯売り(むぎゆうり)」という屋台飲みが流行し、末期になると町人の気軽な飲み物として親しまれ、喫茶店のような「麦湯店(むぎゆてん)」といった所で飲まれていたようです。

明治時代になると、一般家庭でも好んで飲まれるようになり、その飲みやすさから瞬く間に広まったといわれています。

水分補給としての麦茶

夏が近づくにつれて麦茶を飲みだすことも多いですが、水分補給として飲む麦茶は、カラダに優しい効果をもたらしてくれます。

✅ノンカフェイン飲料

一般的なお茶のほとんどには「カフェイン」が含まれています。カフェインには利尿作用があり、飲みすぎると排出量が吸収量より多くなってしまい脱水症状を起こしかねません。

カフェインが入っていない麦茶は、夏場の水分補給としてガブガブ飲んでも、利尿作用の心配がなく安心して飲むことができ、脱水を防ぐことができます。

参考元:北海道立消費生活センター

✅血液がサラサラに

麦茶の香ばしい香りの成分である「アルキルピラジン」には、血液の巡りをよくする作用があることが実証されています。

夏場に汗をかくと水分が不足し、血がドロドロになって血栓(血のかたまり)ができやすくなることから、脳梗塞の発症が増える時期です。

ミネラルウォーターの代わりに麦茶を飲むことで血液がサラサラになり、脳梗塞の発症を抑える効果があります。

✅カリウムが豊富

夏は大量に汗をかくので、水分不足と共に、ミネラル不足になります。

そうなると脱水症状になる危険性が高まってしまいます。

麦茶には多くのカリウムが含まれており、不足してしまったミネラル補給には最適といえます。

「カリウム」は五大栄養素(たんぱく質、脂質、糖質、ビタミン、ミネラル)のミネラルのひとつで、無機質ともいい「体の中にごくわずかに存在する物質でありながら、健康維持には欠かせない成分」なので、不足してしまうと脱力感や食欲不振などといった欠乏状態になる場合があるので注意が必要です。

またカリウムは、体内の余分な塩分や水分を流してくれるのでムクミを改善してくれます。女性の方にとってはウレシイ効果ですね。

ペットボトル1本分500mlの麦茶を飲んだとしても、カロリーはたったの5kcal、糖質は1.5ℊです。飲みやすいだけでなく、たくさんの健康効果を期待できます。

✅ポリフェノールによる抗酸化作用

麦茶には、「カテコール」や「ゲンチシン酸」などのポリフェノールが含まれています。ポリフェノールにはカラダの老化現象の元である「活性酸素」を抑制する作用があり、健康をサポートしてくれます。3大疾病の「ガン」「脳卒中」「心筋梗塞」のほか、生活習慣病である「糖尿病」のも効果があるといわれています。

✅体温を低下させる

麦茶の原料である大麦には、体温を低下させる働きがあるので、炎天下であがった体温を下げてくれます。暑いからといってキンキンに冷やした麦茶を飲みすぎると身体の芯から冷え切ってしまうので注意が必要です。

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麦茶を飲むうえでの注意点

ここまで良いことづくめの麦茶ですが、注意点もあります。

現在市販されている麦茶の茶葉には、原料が麦茶100%で作られているモノがほとんどですが、まれにブレンド茶として他の茶葉が混じったモノや添加物が入ったモノも販売されています。
麦茶の効果を期待するには、100%天然原料の方が望ましいです。効果を実感するために原材料を確認してから購入することをおススメします。

また麦茶には、塩(ナトリウム)がほとんど含まれていないので、それだけでは熱中症対策には弱く工夫する必要があります。カラダの塩分は汗と共に失われてしまいます。

身近な食品では、食塩や梅干しを麦茶に混ぜて飲むと熱中症に効果を発揮するといわれています。

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おわりに

「夏の風物詩」ともいわれる麦茶。昔から日本人にとって馴染み深い飲み物で、栄養面においてもノンカフェインでカリウムが豊富に含まれています。汗をたくさんかく夏場にも安心して飲むことができます。

収穫時期が6月と、夏の飲み物として定着するのも納得です。

カラダの健康状態を保ってくれる麦茶を飲んで夏を楽しみましょう。

塩分の取り忘れには気をつけてくださいね。

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