『失敗』はできれば避けて通りたいことですよね。
しかしなにかにチャレンジする時に『失敗』は付き物で、時にはチャレンジすることさえも妨げてしまうことがあります。
「失敗を恐れずにチャレンジしよう」と試みようとしますが、「失敗したらどうしよう」「失敗したくない」という気持ちが先行して思うように踏み出せない、ということも。
しかしなぜ私たちは『失敗』に対して恐れを抱いているのでしょうか?
失敗することは良くないことなのでしょうか?
失敗への恐れとどう向き合えば『失敗を恐れない』生き方へと変えていくことができるのか考えていきましょう。
✔失敗を恐れるのはなぜ?
無意識のうちに「失敗したくない」と意識している人が多いですが、私たちはいつから失敗に恐れを抱くようになったのでしょうか?
🌻幼少期には抱かない失敗への恐れ
幼いころに先の事を心配して「失敗が怖い」と感じていた人はいるでしょうか。
自転車に乗れるようになるために、何度も転んで練習しては少しづつコツを掴んでようやく乗れるようになります。
最初から自転車に乗れる人はいませんよね。
赤ん坊がご飯を上手に食べるために何度も何度もこぼして、ようやくこぼすことなく食べれるようになります。
そう考えると生まれてきて失敗していない人は存在しないのです。
しかし人は成長するとともに「失敗」「成功」への意識が強まり、『失敗を恐れる』という感情が芽生えてきます。
🌼「恐れ」が芽生える背景
幼いころにはあまり気にしていなかった『失敗への恐れ』が徐々に芽生えるにはいくつかの背景があります。
そのひとつに「教育」があげられます。
家庭や学校での教育では、「テストの点数が悪いと良くない」「スポーツの試合で勝たなければ意味がない、失敗だ」といったように、「失敗は良くないこと」という認識を持つように教えられます。
教わる人間からすれば、「怒られるのは、失敗したからだ」という認識が起こり、そのことが強烈に残ってしまうと「失敗は良くないこと」「失敗してはいけないんだ」という感覚になっていきます。
🌼失敗した後
やがて大人になると、「失敗したらどう思われるのか」といった周りの反応が気になってきます。
・失敗したらなんて言われるだろう
・失敗したら笑われるのでは
家庭がある人ならもちろん視野に入れるべき部分であって、周りの目が気になることも少なからず誰にでもあり得ることです。
こういった心境が「失敗を恐れる」ことにつながってくるのですね。
✔人間の本能
「失敗を恐れずにチャレンジしよう」と事業を起こし失敗すれば、家族を飢え死にさせてしまうかもしれません。大げさな話、狩猟生活での失敗は命に係わることになるので、失敗を恐れることは、人間としての当然の心理といえます。
しかし、大きな成功を成し遂げるまでには、多くの失敗が待ち構えています。偉大なことを成し遂げた人は数えきれない失敗を経験しています。繰り返し失敗しても挫けずチャレンジできるのは、どういった思考があるのでしょうか。
🌷失敗から多くのことを学ぶことができる
今は成功者となっている人も、失敗に対して恐怖心を抱いているはずです。
では、なぜ成功者は「失敗を恐れずにチャレンジ」できるのでしょうか?
それは「失敗を失敗と捉えない」からです。
成功する人は、失敗を「成功に至る過程の1つ」として捉えます。行動を起こし、たとえ失敗しても「このやり方は違った」というだけで、別の方法を試せばいいだけなのだから。
また、失敗して資金を失ったとしても、そこで得られる経験はお金では買えない大きな価値があります。同じ失敗を繰り返さなければ、成功する可能性はどんどん高くなるでしょう。
🌷まずは行動してみよう
失敗するのが怖いと感じている時は悪いイメージを持ってしまいがちですが、それは視野を狭くしていることと同じです。
頭の中で考えすぎると結果や成功に執着しすぎて「失敗する恐れ」をより煽ってしまうこととなりかねません。
人の集中力は「楽しんでいる時」こそ発揮できるもので、あれこれ考えすぎて恐怖心を増幅させるぐらいなら、まず一歩「行動」してみましょう。そうすれば人としての経験値は少なからず上がっていきます。
🌍おわりに
いかがでしたか。
失敗を恐れない人は決して「恐怖心がない人」ではありません。
失敗の捉え方次第で経験という価値を生みだしてくれます。「行動」を起こす人と起こさない人とではそれ分の差が生まれます。
この記事が何かにチャレンジしようとしている人の後押しになれることを願います。