冬を感じる11月。早朝や夜には冷え込みが増し寒さを一層感じる季節ですが、防寒対策はできていますか?
電車通勤で最寄り駅までの移動中に寒くてポケットに手をつっこんでも、素手だとどうしても寒い…。「少しの距離だから大丈夫でしょ!」と思いながらも、雨が降ったり風が強い日はやはり寒い!という方は多いのではないでしょうか。自転車やバイクで通勤している方は手により寒さを感じますよね。
かく言うシャム猫ですが、体中が毛で覆われているので寒さ対策とは縁がないと思っていました。それでも一応手袋はしていましたが、自然が本気を出してくると太刀打ちできません。最低気温が10℃前後になるとみるみる指先が冷え込んできます。使っている手袋は5、6年!?ほど前に購入しましたが、指先の素材が破れたり劣化もあいまって自転車だとものの10分ほどで手に寒さを感じます。気温がさらに下がることを考えると恐怖を感じたので、そそくさと手袋を探しました。そして見つけたのが、アウトドア・ブランド「ラドウェザー(LAD WEATHER)」の防寒グローブ。
実際使ってみた感や冬のアウトドアシーンでどこまで使用できるかなど、レビューしていきます。
🧤「ラドウェザー」防寒グローブ🧤
アウトドア・ブランド「ラドウェザー(LAD WEATHER)」は、2009年にアメリカと日本で共同開発され、ファッショナブルなデザインと、リーズナブルな価格帯でアウトドアシーンを気軽に楽しむことを目標として誕生しました。
その「ラドウェザー」の防寒手袋は「5本指型」が2種類と「ミトン型」の3種類あります。価格によって暖かさレベルや付属が変わってきます。
防風手袋なら探せばいくらでもある中ラドウェザーの手袋をチョイスしたのには理由があって、その構造に惹かれたからです。その魅力的な構造というのは「3M™シンサレート™(TM)」を含んだ防寒に特化した4層構造。どのような構造になっているかというと、
2層目は透湿性のあるメンブレン。
3層目が最強の保湿性を保っている高機能中綿「3M™シンサレート™(TM)」。
4層目が防風、防水、耐摩耗性のあるスパンデックス。
なんとも納得できる構造に加えて、化繊ダウンならではの「ボリュームが少ない、吸水性はほぼ無し、加工しやすく安価」ということもあり「5本指型 3M™シンサレート™ 高機能中綿 100g」を購入しました。
3M™シンサレート™(TM)
『3M™シンサレート™』といわれてもピンとこない方のために補足すると、3M™シンサレート™高機能中綿素材は寒い季節に寒さを防いでより快適に過ごせる素材として開発されました。「暖かくて、厚くない」を可能にする技術で、微細な繊維構造によって断熱性を実現し、ウインタースポーツウェアや手袋、ブーツなどに使われ、「身体の熱を外に逃がさない」を実現した素材です。3M™シンサレート™には種類があってそれぞれで特徴が違うので、細部までこだわりたい方は性能をチェックしてから買うことをおすすめします。
参照:3M™シンサレート™
📏サイズ
商品購入にあたって悩みどころになるのがサイズですよね。服や靴などは購入機会が多いのでわかりやすいですが、手の大きさはなかなか測ることがありません。ラドウェザーはサイズ選びの目安をLAD WEATHER 公式HPに載せてくれています。
参照:LAD WEATHER 日本公式ショップ
サイズは、「S、M、L、XL」の4種類からで、サイズの目安表を基に「手袋の入り口が少し狭くなっていること」「手が大きい・小さい」を加味してサイズを選べば問題ありません。
ちなみにシャム猫の場合、知能線から「M」サイズがジャストでしたが、手が大きいこともあってワンサイズ上の「L」サイズで購入したところジャストフィットでした。
🧤ラドウェザー(RAD WEATHER)防寒グローブ 開封レビュー🧤
それでは、届いたラドウェザーを開封していきます。
開封すると目に飛び込んでくるのは手の甲の大きなプリント。このプリントはリフレクター(反射プリント)になっていて夜間に使用しても光があれば位置を知らせてくれるので安心して使うことができます。
手袋の入り口はフリース裏地の返しになっていて、風が入ってくるのを防いでくれます。手を入れた時の肌触りは「気持ちいい~」です。手袋に肌触りの良さを求めることはあっても優先度はそんなに高くありませんよね。その点ラドウェザーの防寒手袋は手袋をすることの抵抗を忘れさせてくれるぐらいの肌触りです。手首から返しまでの丈は長めなので隙間なく風を防いでくれるでしょう。
手のひらの人差し指と親指は、伝導性の生地が使われているので手袋をしたままでもスマホやタブレットを操作できます。複雑な操作までとはいきませんがメールやLINEを確認する程度のかんたんな操作なら問題ありません。
さらに手のひら全体は、「点」の滑り止めになっているので指の曲げやすさもキープされています。手の腹部分の「面」の滑り止めは、ハンドルやストックを握るときにより強度を上げるため広くとってあります。
防水性を検証したかったのですが、雨があまり降ってくれず小雨のときに使用してみました。
画像↑↑を見ておわかりだと思いますが、わかりやすく水を弾いてくれます。それでも手袋の中に滲みてくるのではないかと不安でしたが滲みることはありませんでした。ラドウェザーの公式スペックでは耐水圧10,000㎜となっています。簡単にいえば大雨ぐらいまでなら水から守れるということです。暴風雨になると耐水性は20,000㎜必要になってきますが、生活の中で暴風雨に出会う機会はそんなに多くないですよね。ペットの散歩や通勤などに使用する分には十分だと感じました。
別で、気温15℃晴れ、片道30分ほどの移動時に右手は手袋を装着、左手は素手でも検証してみました。
結果、素手の方は温い風を常に手に感じましたが、手袋をしていた右手は手をポケットに入れているように風を受けている感覚はありませんでした。両手で風の感じ方がまったく違った=『防風機能は満足に機能している』です。
気温がまだ15℃での検証だったのでもっと気温が下がってくると寒さを感じるかもしれませんが、現状では何の支障もありません。
もっとスタイリッシュな防寒手袋はほかにもありますが、風を防いでくれて水にも耐性があって且つ保湿性が高くて肌触りがイイ、冷え性な人間からしてみればこれだけ身体の熱を保ってくれる性能が高い手袋は魅力でしかありません。それに加えてコスパがイイのも魅力の一つです。どの種類の手袋も2900円~4000円で買うことができます。この値段でこの性能は…。
これからの寒い季節に防寒目的で手袋を探しているのなら、ラドウェザーの防寒手袋も検討してみてはいかがでしょうか?お気に入りを見つけてウィンターシーズンを快適に楽しみましょう!