7月に入って急に暑く感じるようになってきましたね。
自粛生活で外に出ることが少なくなってきて、買い物の時ぐらいしか季節を感じなくなってますが、日中は30℃をほとんど超えてます。
ワクチン接種が進んでいるとはいえコロナ感染者が絶えない2021年7月においてもマスクは常備品となっています。真夏にマスクをつける習慣がなかったこともあり炎天下の元でのマスク着用には予想外に熱がこもって体調を崩した方もいるのではないでしょうか。
ということで今回は夏場のマスク着用による熱中症についてお話します。
★マスクによる熱中症
マスクをすると顔の半分をおおってしまいます。人は体内の熱を皮膚から放熱して体温の上昇を防いでいるので、マスクをすることで顔の半分の熱は放熱が十分に行われないこととなり、熱中症になる危険性を高めてしまいます。
冬場にマスクをすると暖かく感じることはないですか?マフラーをすると顔、首回りがとても暖かいですよね。マスクはマフラーをしている時に匹敵するほど放熱を防いでくれます。
しかし、気温が上昇するとマスクは放熱を妨げることになり、熱がこもることによって熱中症になりやすくなってしまいます。
政府の専門家会議が提言した「新しい生活様式」では、密集、密接、密閉の「3密」を避けるべしとしています。具体的には、「身体的距離の確保」「マスク着用」「手洗い実施 3密を避ける」などを取り入れて日常生活を送りましょうと示され、夏場にマスクを着用することは義務化されているといってもおかしくありません。
冬場の感覚でマスクを着用しているといつのまにか熱中症になっているということも十分に考えられます。
新型コロナウイルスによる不要不急の外出自粛の生活で運動量が減って、筋肉がおのずと衰えています。筋肉量が減ってしまうと、体内にとどめておける水分量が減ってしまい脱水しやすい状態になってしまいます。
★脱水症とは?
私たちの体は、体内に入ってくる水分量と体外へ出ていく水分量が一定に保たれることで体液(血液、リンパ液、消化液など)のバランスが保たれていますが、体液のバランスが崩れて、体液量が減少した時に脱水症が起こります。
例えば、体調不良などで飲食量が減少してしまって、体内に入ってくる水分量が減ってしまったり、下痢、嘔吐、多尿、出血などによって体外へ出ていく水分量が増えた場合に起こります。
体液には、呼吸によって取り込んだ酸素や食物などから得た栄養素を体中に届ける働きがありますが、脱水症に陥っている場合は、この機能がうまく果たされません。
脱水症の状態を放置していると、思わぬ病気につながる恐れがあり、早めに適切な処置を施さないと、命にかかわることもあります。
✅脱水症を疑うサイン
皮膚の乾燥、めまい、ふらつき、大量の汗
②中度
頭痛、吐き気、嘔吐、集中力の低下
③重度
意識障害、痙攣、運動障害
上記の症状が表れたらまずは涼しい場所で安静にし、水分を補給しましょう。
重度の症状の場合は、我慢することなく病院で診察してもらいましょう。
★夏場のマスク着用のデメリット
マスクをすることで熱中症のリスクにつながるデメリットとして、 以下の2つが上げられます。
・マスクをつけることで体温が上がりやすくなる
マスクを着用している場合は、通常の状態よりも体温が上がりやすくなり喉の渇きも気づきにくいので、喉が渇いていなくてもこまめに水分補給をすることが求められます。
水分補給というとスポーツドリンクと考えられる方も多いと思いますが、もっと効果的な飲み物が『 OS-1』経口補水液 大塚製薬🥤
OS-1は、医者が脱水症状のある患者に勧めるものであり、腸内で効率よく吸収されるための塩分と糖分のバランスが整っています。スポーツドリンクよりも電解質(ナトリウムなど)濃度が高くなっているので脱水状態のときには最適の飲み物とされています。
スポーツドリンクは、発汗などで失われるナトリウム、カリウムなどの電解質を含み、吸収を早めるために体液に近づけた浸透圧にしてあるという特徴があるので、脱水症状になってから飲むものというよりは、脱水症対策に効果的な飲み物であるといえます。
🌞熱中症を防ぐために
マスクを着用するときは、強い負荷のかかる作業や運動は避け、のどが渇いていなくてもこまめに水分補給を心がけましょう。また、周囲の人との距離を十分にとって、マスクをはずして休憩することも必要です。
★終わりに
マスク着用を余儀なくされる現状でありますが、そのマスクによって体調を崩しては本末転倒です。夏場はいつも以上にマスクの取り扱い・体調管理(水分補給)に注意して、適切な対策で乗りきっていきましょう。